間瀬秀一サッカーブログ

東京新聞ウェブ上と東京新聞紙面(関東圏)で記事を取り上げて頂きました‼

東京新聞ウェブ上と東京新聞紙面(関東圏)で記事を取り上げて頂きました‼ モンゴルで行われたU―23アジアカップ予選のマレーシア戦で、選手たちに日本からオンラインで語りかける間瀬氏(右)=10月28日(本人提供)

モンゴルで行われたU―23アジアカップ予選のマレーシア戦で、選手たちに日本からオンラインで語りかける間瀬氏(右)=10月28日(本人提供)

【東京新聞】
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★★★
【Tokyo News paper】
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サッカーのモンゴル代表監督を務めた間瀬秀一氏(48)が本紙の取材に応じ、4月の就任から今月の退任発表までを振り返り「短期間でモンゴルの選手たちの大きな成長があった」と語った。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本の26位に対して184位ながらも、対話を通じて見えた長所や才能に、さらなる成長の可能性を感じたという。(上條憲也)
 就任当初のミーティングで選手に「モンゴルの特長って何ですか」と聞くと、返ってきたのは「私たちは新しいことを学ぶのが早い」だった。間瀬氏は「これはサッカーにはもってこいだと思った。実際にシンプルなことをシンプルに伝えると受け取るのも早く威力もすごい」と明かす。
 モンゴルはワールドカップ(W杯)のアジア2次予選に初めて進出していたが、着任直前の3月にあった日本戦は記録的な14失点を喫していた。監督に就いてからシンプルに求めた1つが、前線から圧力をかけてボールを奪いにいくことだ。
 分析した過去の試合でも「見たことがなかった」という戦い方を「彼らの良さを生かしたサッカーをしたいと思った。それは、球際で戦えるということ。相撲で横綱を輩出したり、おそらく体幹が強い」とみて教えられる限りを伝えた。「みんなが好奇心を持って取り組んでくれた」と感じた。
 6月にあったW杯アジア2次予選のキルギス戦が初采配。格上の相手に1―0で勝った。23歳以下の代表監督も兼任する立場で、10月末には来年のU―23アジア・カップを目指す予選3試合があったが、予選を前に思わぬ事態に見舞われた。目の不調だ。予選に向けた合宿を離脱し、帰国して治療することになった。
 それでも「指揮」を続けた。タイ、マレーシア、ラオスと対戦した3試合は日本からオンラインでコーチとつないだ。6月のキルギス戦前もコロナ禍の渡航制限中はオンラインでミーティングを重ねた経験があり、チームに不安はなかった。予選は1分け2敗で敗退したが、戦況に即して「守備ラインを上げろ」などの指示を送り、前線からのプレスが威力を発揮してゴールも決まった。
 回復した今は現場復帰に向けて支障はない。ただ経過観察のため「中途半端な決断をして迷惑をかけられない」と予選後に退任を決めた。「モンゴルの選手に練習内容を理解してもらおうと、自分もこれまでと教え方や伝え方が変わった。僕も成長させてもらった」と感謝しながら、出会ったアジアの仲間を見守っていくつもりだ。


間瀬秀一のサッカーブログ「新たな挑戦」